三井寺(園城寺)の境内に、門前に神変大菩薩と刻んだ石柱が立っている子院があります。
中にあるのは行者堂で、堂の前に役行者の像が建っています。 三井寺は天台宗ですが、修験道も教義のひとつになっています。 中央には護摩壇があり、毎年7月22日に本山採灯大護摩供(ほんざんさいとうだいごまく)が行われます。
神変大菩薩とは役行者の諡(おくりな)で、没後1100年の寛政11年(1799)に光格天皇より贈られました。 寺院によって手に持っているものが違っているようで、こちらの役行者は右手に錫杖、左手に数珠を持っています。
(2008/4/1撮影 Coolpix P50)